ONUとは光回線終端装置(Optical Network Unit : ONU)の略称で、光ファイバーの光信号を電気信号に変換する為の装置で、これによりLANケーブルによるネットワークを構築することが出来るようになります。

そこで、NTTで提供しているONUの種類をメーカー別に分解して調べてみました。

NTTのGE-PON-ONUの種類

左から、OKI(沖電気工業)製,富士通製,三菱電機製となっております。

分解する前の見た目は殆ど同じですが、分解してみるとここまで違いがあります。

ONUの型番について

GE-PON-ONU型番

  • 沖電気工業製 : GE-PON <O>E GE-PON-ONU タイプD<1>2
  • 富士通製 : GE-PON <FA>E GE-PON-ONU タイプD<1>2
  • 三菱電機製 : GE-PON <M>E GE-PON-ONU タイプD<1>2

この様に、GE-PONの後の<>に入る文字によって、メーカーが異なります。

また、フレッツテレビ契約者向けのONUはGV-ONUと呼ばれており、異なりますが、手元にないため調べることが出来ていません…。

フレッツ光ネクストになる前のBフレッツ時期では、日立製作所製もありましたが、最近見かけません…。

ギガタイプでのONU

NTTではこれまで上記のようなONU単体でも提供していましたが、ギガ対応プランからONU単体では提供しなくなりました。

NTT東日本のフレッツ光ネクスト ギガファミリー/ギガマンションまたは西日本のフレッツ光ネクスト 隼では

PR-500MI

のような一体型のみの提供になっています。

種類としては、PR-500KI(ONU部分 : 沖電気工業製)もしくはPR-500MI(ONU部分 : 三菱電機製)となっているようで、ルーター部分はNECプラットフォームズ製(旧 : NECアクセステクニカ)となっております。

しかし、ルーター機能を使わず、自前のルーターを使用したい場合は、上記画像のポートから、ONU部分に直接LANケーブルを挿して自前のルーターへ配線が可能です。

※ひかり電話を利用している方は、対応ルーターがない場合は一体型のルーター機能を素直にご使用頂くことをオススメします。

NTTさんはルーター一体型ONUになっても、分離して使用できるところが良いですね。

KDDIさんの場合auひかりで提供されるルーター一体型しか使えないのは、自由度がなくてちょっと微妙ですね…。ホームゲートウェイ(HGW)のMACアドレスに偽装すれば使えますが、自動更新機能で必ずシリアルチェックがされるようで、継続的に利用するには難易度が高そうです…。